斧を投げています...
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SHURIKEN THROWING
JAST (日本手裏剣スローイング協会) 公式ルール準拠。4ラウンド×3投のゲーム形式で、4ラウンド目はベスト1投。
「JAST Official Rule」で使用する主たる用語の定義
| # | 用語 | 定義 |
|---|---|---|
| 01 | SHURIKEN THROWING | 手裏剣を的に投擲して優劣を競うスポーツ競技 |
| 02 | JAST | Japan Association of Shuriken Throwing(日本手裏剣スローイング協会)の略称 |
| 03 | 加盟店 | JASTの加盟制度に加盟している法人、個人事業主、その他個人又は組織 |
| 04 | 大会 | JAST主催の手裏剣THROWINGの大会 |
| 05 | ラウンド | 3回の投擲の単位 |
| 06 | ゲーム | 4ラウンドの投擲によって勝敗を決める単位(サドンデスがある場合は4ラウンドに加えてサドンデスの投擲回数も含む) |
| 07 | 試合 | 同じ相手との1回以上連続するゲームで構成され、かつ勝敗を決める単位 |
| 08 | 選手 | 大会にエントリーした人 |
| 09 | ターゲット | 7枚の木材で構成され、ヘッダー・メインターゲット・フッターからなる的 |
| 10 | レーン | 並列した2つのターゲットで構成される手裏剣THROWINGが競技できる空間 |
| 11 | JASTクルー | 大会の運営を行う人 |
| 12 | 審判 | 「JAST JUDGE CERTIFICATION」の資格を持つ人 |
| 13 | 大会参加者 | 観客を含む大会の会場にいる人 |
| 14 | 手裏剣 | JASTが定める規格の手裏剣 |
| 15 | 懲戒処分 | JAST CREDOに対して違反行為がなされた場合の退場・出場停止・資格剥奪・登録停止・除名等の処分 |
| 16 | 違反行為 | JAST CREDOに反する言動 |
| 17 | 競技規則 | 試合中に選手が従うべき規則 |
| 18 | 反則行為 | 競技規則に反する言動 |
| 19 | 審判規則 | 審判が大会中に遵守すべき規則 |
JASTの活動に関与する全ての組織及び人が心がける信条や行動指針
「JAST CREDO(クレド)」とは、日本手裏剣スローイング協会/Japan Association of Shuriken Throwing(以下「JAST」)が定めるJASTの活動に関与する全ての組織及び人が心がける信条や行動指針のことである。なお「JAST CREDO」は、JASTのMISSION(ミッション)である「SHURIKEN THROWINGというスポーツを通じて、人と人とのコミュニケーションを創出・活発化させ、世界中の人たちのLifestyleをハッピーにしていくこと」を目指し、VISION(ビジョン)である「SHURIKEN THROWINGを世界中に普及させ、オリンピック競技へ」を実現させることを基準として策定した。 以下に記載する「JAST CREDO」を遵守できない場合は「違反行為」とみなされ、懲戒処分の対象となる。
選手、加盟店、JASTクルー、審判及びその他JASTに関係する全ての組織又は人は、JASTが定める全ての規則に従い、公正なプレー及び言動をとること。
JASTは全ての大会において規則の整合性を保つために、唯一かつ絶対的な裁量権をもつこと。
選手は自身の試合に関して審判の判定に対し異議を唱える権利を持つこと。
選手、加盟店及び審判はJASTクルーの指示や決定を尊重し従うこと。
選手、加盟店、JASTクルー及び審判はお互い思いやりの心を持ち、謙虚に誠実に対応すること。
選手、JASTクルー及び審判は大会会場の全ての設備を丁寧に扱い、良好な状態を維持すること。
選手及びJASTクルーは、大会中において手裏剣でターゲットを刻む等木材の状態に変化を加える行為はしてはいけないこと。
選手、JASTクルー及び審判は大会会場で定められた規則を遵守すること。
人種、宗教や信仰、言語、ジェンダー等の(これらに限定されない)、いかなる差別もしてはいけないこと。
攻撃的、冒涜的な表現やジェスチャー、身体的暴力による脅し、罵倒、抑揄等の無礼行為は一切許されない。違反者は即刻、退場となる。(人種、肌の色、言語、宗教、性別、性的指向に関する軽蔑的、差別的、中傷的な言葉又は行動を含むが、これらに限定されない)
全ての人の安全や健康を危険に晒すような行動をとらないこと。
ターゲット・レーン・手裏剣の公式規格
ターゲットとは「7枚の木材が使用され、ヘッダー、メインターゲット、フッターで構成され、かつメインターゲットには、JASTが定める規格のデザインが描かれている的」のことである。(「第一章 用語の定義」の09.に記載)
ターゲットの各構成要素の名称
a. ヘッダー
b. メインターゲット
c. フッター
d. Bullseye
e. Killshots
f. Black Rings
i. 1st Ring
ii. 2nd Ring
iii. 3rd Ring
iv. 4th Ring
v. 5th Ring
ターゲットの寸法
a. Black Rings:幅20 mm
b. Bullseye の中心点からフッターの上辺まで:24 inch = 609.6 mm
c. 上側2つのKillshot の高さは床から円の最下部の点まで:71.25 inch = 1809.75 mm
d. 下側2つのKillshot の高さは床から円の最下部の点まで:47.25 inch = 1200.15 mm
e. フッターの上辺から床まで:36 inch = 914.4 mm
f. Bullseye の直径:3.5 inch = 88.9 mm
g. Killshots の直径:1.5 inch = 38.1 mm
h. ターゲット用木材:縦1,180~1,220 mm × 横235 mm × 厚み35~40 mm
JAST ターゲットの寸法(Black Rings 幅 / Bullseye・Killshot 直径 / 上下Killshot 床高)
ターゲットのデザイン
a. ターゲットはJASTが認定するステンシルを使用して描く。
b. Killshotsの枠線は0.5 mmの赤色又は黒色の油性ボールペンで描く。
c. Bullseyeの内側は赤色の油性マーカーで塗る。
d. Killshotsの内側は青色の油性マーカーで塗る。
e. 各得点対象エリアの境界線は、明確に得点を判別できるように、途切れていたり、かすれていない状態でなければいけない。
f. ターゲットにはBullseyes、Killshots及びBlack Rings以外の記号や線を描いてはいけない。但し、ターゲットの上下を示す簡易的な記号のみ、得点の有効範囲外に描くことが認められる。なお、描いた簡易的な記号が選手及び審判の判定に影響を及ぼすことがないようにしなければいけない。
i. 例:「X」、「ー」などの簡易的な記号をターゲットの得点有効範囲外の下部に描く。
g. ターゲットは全て水平であり、傾斜のあるものは認められない。
レーンとは「並列した2つのターゲットで構成される手裏剣THROWINGが競技できる空間のこと」である。(「第一章 用語の定義」の10.に記載)
レーンの各構成要素の名称
a. ターゲット(左)
b. ターゲット(右)
c. サイドライン(左)
d. サイドライン(右)
e. スローライン
f. セーフティーライン
レーンの寸法
a. 床から天井までの高さは2,700 mm以上
b. ターゲット(左)とターゲット(右)は等間隔で配置
c. ターゲット(左)とターゲット(右)からスローラインまでの距離は3048 mm
d. サイドライン(左)からサイドライン(右)までの幅は2,700~3,657.6 mm
e. スローラインは縦76.2 mm以上、横1,220 mm以上
f. スローラインからセーフティーラインまでの距離は900 mm以上
上記の規格を満たしておらず、大会の開催を希望する場合は事前にJASTの承認を得る必要がある。
JAST レーンの寸法・構成要素(天井高 / ターゲット〜スローライン 3,048mm / サイドライン / セーフティーライン)
手裏剣とは「JASTが定める規格の手裏剣のこと」である。(「第一章 用語の定義」の14.に記載)
手裏剣の各構成要素また部位の名称
a. 剣先(けんさき):
手裏剣の先端の尖った部分。命中した際に突き刺さる箇所です。
b. 刃(は):
切断や刺突を目的として研がれた部分。板手裏剣や車手裏剣(十字型など)の外周部分を指します。
c. 峰(みね):
刃の反対側の、研がれていない厚みのある部分。握ったり、力を加えたりする際に指が当たる箇所です。
d. 中心(ちゅうしん)/穴(あな):
手裏剣の中央にある穴の部分。
手裏剣の各構成要素・部位の名称(刃 / 峰 / 中心 / 刃の各部位: 剣先・刃)
手裏剣の重量、寸法、素材等
a. 手裏剣の直径は120 mmまで
i. 直径はa.剣先から1番遠いa.剣先までの長さ
b. 手裏剣の材質や素材の規定はなし
c. 手裏剣の総重量の規定はなし
d. b.刃は最低3箇所(棒手裏剣は不可)
e. 他者の知的財産権を侵害する可能性があるデザイン等は使用不可
f. 物理的に刺すことが困難なレプリカの手裏剣等は使用不可
手裏剣の規格(直径 120mm まで / 刃 最低3箇所 / 材質・総重量の規定なし)
注: JAST加盟店及び大会で使用する手裏剣は「公式スローイング手裏剣認定証」の取得が必須。
手裏剣・レーン・試合における安全規定
審判は各自が必要と判断したタイミングで選手が使用している手裏剣を点検することができる。選手は審判から点検することを伝えられた場合は拒否することはできない。
手裏剣の使用可否の判断に関して
a. JASTが定めた規格を満たさない手裏剣はいかなる場合でも使用不可となる。(手裏剣の規格に関しては「第三章 規格」の3-3 手裏剣.に記載)
b. その他、JASTクルー又は審判が危険だと判断した手裏剣は使用不可となる。
JAST加盟店及び大会で使用する手裏剣は、JASTが発行する「公式スローイング手裏剣認定証」を取得する必要があり、取得していない場合は使用不可となる。
1つのターゲットごとにフェンスや壁等で仕切りを設けることを推奨する。
レーン内に転倒を誘発するような障害物を置いてはいけない。
怪我が発生した場合、試合は即中断される。
a. 負傷した選手に関する判断は審判又は現場の医療関係者が行う。
b. 選手が試合を続行できる場合、中断されたところから試合再開となる。
c. 試合中に発生した怪我が原因で選手が出場困難になった場合、残りの得点は全て0点となり、残りの試合は棄権となる。
選手はターゲットからスローラインまでのエリア内に他の選手、審判、その他大会参加者がいる場合、手裏剣を投擲してはいけない。仮に手裏剣を投擲した場合はいかなる場合でも、即退場となる。
試合中の選手と審判を除く大会参加者は試合中の選手から1,500 mm以上の間隔を保つことを推奨する。
試合中に手裏剣が壊れた場合、選手は代わりに使用する手裏剣を審判に渡し、使用を許可してもらわなければいけない。選手が1分以内に代わりの手裏剣を提示できなかった場合、その大会での残りの得点は全て0点となる。
a. 手裏剣を交換した選手は試合の再開前に交換した手裏剣で1投のみ練習を行うことができる。
試合中に使用しているレーンには、その試合の選手と審判以外は侵入禁止となる。
大会運営における規則(基本事項・得点・試合)
年齢制限
a. JASTは年齢に関する制限や規定を設けていない。
b. 18歳未満の選手は大会開始前に、得点等に関する異議申し立てを行う代理人を1名のみ指名することができる。指名された代理人は選手同様「JAST Official Rule」及びその他JASTが定める規則を遵守しなければいけない。
遅刻者・早退者
a. 審判が試合前の点呼を行った際に選手が不在だった場合、3分の猶予時間が設けられる。この猶予時間内に現れなかった選手は不戦敗となる。
i. 不戦勝となった対戦相手の選手は得点を記録するために試合で設けられた最低ゲーム数を投擲しなければいけない。その際、各ゲームの各ラウンド終了時にレーンを交代しなければいけない。(通常の対戦と同様のレーンチェンジ)
ii. 不戦敗となった選手はその試合は0点と記録される。
b. 各大会又は各開催地に以下の規則を追加できる。
i. 大会当日の受付終了時間までに受付処理が完了しなかった選手がいた場合、受付処理が完了できなかった選手は該当の大会の試合は全て不戦敗となる。
怪我
a. 選手が大会中に怪我をし、審判が続行不可能と判断した場合は、怪我した選手は不戦敗となる。
i. 不戦勝となった対戦相手の選手は得点を記録するために試合で設けられた最低ゲーム数を投擲しなければいけない。その際、各ゲームの各ラウンド終了時にレーンを交代しなければいけない。(通常の対戦と同様のレーンチェンジ)
ii. 不戦敗となった選手はその試合は0点と記録される。
八百長・不正行為
a. 選手が八百長を行ったり何らかの手段を用いて不正行為を行った場合、全ての大会を対象に1年間の出場停止処分が科せられる。出場停止処分が科された日から1年間が経過したのちに選手は異議申し立てが認められ、JASTの代表理事がその審議を行う。
車いす選手
a. 車いすで参加する選手はスローライン以外の全ての規則が適用される。
i. 車いすで参加する選手は試合で投擲をする際、片方のタイヤがスローラインより後ろに位置しなければいけない。
b. タイヤに関する規定はない。
懲戒処分
懲戒処分とは『「JAST CREDO」に対して違反行為がなされた場合に、懲戒相当として行われる退場、出場停止、資格剥奪、登録停止及び除名等の各処分の個別の名称又は総称』のことである。(「第一章 用語の定義」の15.に記載)
大会中の違反行為に関する当否判断は、試合中であれば審判が行い、試合以外であればJASTクルーが行うことを原則とする。
大会中の懲戒処分は以下の通り、違反行為の回数に応じて懲戒処分が科せられる。
a. 1回目の違反行為
i. 試合中に違反行為をした選手は、その投擲が0点となる。
ii. 試合中以外で違反行為をした選手は、次の試合の1回目の投擲が0点となる。
iii. 一般の観戦者が違反行為をした場合、大会会場から即時退場となる。
iv. 1回目の違反行為が重大かつ悪質なものであったとJASTクルー又は審判長が判断した場合、違反した選手に対して適切な懲戒処分を科すことができる。
b. 2回目の違反行為
i. 試合中に違反行為をした選手は、その大会を出場停止とし、全ての試合は0点となる。
ii. 試合中以外で違反行為をした選手は、その大会を出場停止とし、全ての試合は0点となる。
iii. 2回目の違反行為が重大かつ悪質なものであったとJASTクルー又は審判長が判断した場合、違反した選手に対して適切な懲戒処分を科すことができる。
c. 3回目の違反行為
i. 試合中に違反行為をした選手は、その大会を出場停止とする。また全ての大会への参加が出場停止となる。
ii. 試合中以外で違反行為をした選手は、その大会を出場停止とする。また全ての大会への参加が出場停止となる。
iii. 3回目の違反行為が重大かつ悪質なものであったとJASTクルー又は審判長が判断した場合、違反した選手に対して適切な懲戒処分を科すことができる。
その他規則
a. 試合中にイヤフォン、ヘッドフォン及び耳栓等で外部の音を遮断してはいけない。
i. 補聴器や医療用の機器であれば、例外として認める。但し、音を発生させるなど他の選手に影響を及ぼす場合は不可となる。
b. 外国人選手は翻訳者の付き添いが可能となる。
c. 被り物をして試合に出場することはできない。
d. JASTから許可を得ている場合に限り、ターゲット、レーン及びその他の規格を加盟店の状況に合わせて変更した環境下で大会の開催を行っても問題ない。
e. 選手、JASTクルー及び審判はユニフォーム等に関する規定が定められている場合、指定のものを着用しなければいけない。
手裏剣の得点有効範囲
a. 手裏剣のa.剣先からc.峰の最端箇所までの範囲を手裏剣の得点有効範囲となる。(下図「手裏剣の得点有効範囲を参照」)
b. 手裏剣がターゲットに刺さった時、得点の有効範囲はターゲットの表面から確認できる範囲となる。(下図「手裏剣の得点有効範囲を参照」)
得点は審判が目視で判定する。
手裏剣の得点有効範囲の部分がターゲットに刺さっていなければいけない。
手裏剣がターゲットに刺さらないことを「ドロップ」といい、得点は0点となる。
複数の刃が、複数の得点の対象エリアに刺さった場合、その中で一番高い得点となる。
判定方法はTouch Rule(以下、「タッチルール」)となる。
a. 「タッチルール」とは、複数の得点の対象エリアに手裏剣が刺さった場合、高い方の得点となる判定方法のこと。(刃の片側から高い方の得点の対象エリアが見えていれば高い方の得点となる。)
b. 「タッチルール」とは別の判定方法として、Breaking Rule(以下、「ブレイキングルール」)があるが、「ブレイキングルール」は大会では採用されない。
i. 「ブレイキングルール」とは、複数の得点の対象エリアに手裏剣が刺さり、刃の両側から高い方の得点の対象エリアが見えない場合は低い方の得点となる判定方法のこと。
投擲した手裏剣が天井に接触した場合でも、反則行為等には該当せず、通常通りの判定を行う。
Bullseyeの枠線をはみ出た赤色に関しては得点の有効範囲とはみなされない。
4ラウンド目は、3回の投擲の内の1番得点の高い投擲のみ有効となる。
Killshots
a. Killshotsの枠線をはみ出た青色に関しては得点の有効範囲とはみなされない。
b. Killshotsを狙う場合、選手はKillshotsを狙うことを審判に伝わるように明確に宣言しなければいけない。
i. この行為を「Calling the Killshot」と呼ぶ。
c. 「Calling the Killshot」は口頭、又は左右どちらかの人差し指のみを立てたポーズで宣言することをいう。なおこれら以外の方法で「Calling the Killshot」を行うことはできない。
d. 選手が「Calling the Killshot」を行い、審判が両選手及び観客にその旨が明確に伝わるように反応した時点でKillshotsは有効となる。
e. 選手が「Calling the Killshot」を行ったラウンドの全ての投擲で、Killshotsは有効となる。
f. 選手が「Calling the Killshot」を行ったラウンドの全ての投擲で、1点のエリアが4点となる。
g. 審判が「○投目お願いします」と言った時点でCalling the Killshotは申告できない。
h. 審判が「Calling the Killshot」を認めた時点で、選手は宣言を取り下げることはできない。
i. 選手が「Calling the Killshot」を行い、その投擲が対象の得点エリアに刺さらなかった場合は0点となる。
j. 選手は4回のラウンドで、1回のみ「Calling the Killshot」を宣言することができる。
k. 選手は審判が「○ラウンド目お願いします」と言う前に「Calling the Killshot」の検討時間を設けることを要求できる。
i. 審判は選手から要求があった場合、両選手に対し「Calling the Killshot」を検討する時間を与える。なお、検討に時間がかかりすぎていると審判が判断した場合、審判は選手に対して検討を催促することができ、選手はこれに従わなければいけない。
得点エリア
a. Center 5 Ringの外側の枠線外から4th Ringの線外まで:4点
b. 4th Ringの線内から3rd Ringの線外まで:3点
c. 3rd Ringの線内から2nd Ringの線外まで:2点
d. 2nd Ringの線内から1st Ringの線外まで:1点
e. Center Bullseye(最も中心にある枠線を含む赤色の円):6点
f. Killshots(1点エリアの左右の上下にある枠線を含む青色の円):10点
※但し、「Calling the Killshot」を行った場合のみf. Killshotsは有効となり、d.1点のエリアは4点となる。
反則行為とは『競技規則に反する言動のこと』である。(「第一章 用語の定義」の18.に記載)
a. 反則行為がなされた場合、対象選手は反則とみなされ、該当する投擲は0点となる。
b. 度重なる反則行為や重大かつ悪質な反則行為であると審判又はJASTスタッフが判断した場合は懲戒処分の対象となる。
競技規則とは『試合中に選手が従うべき規則のこと』である。(「第一章 用語の定義」の17.に記載)
以下に、競技規則を記載する。
a. 選手が投擲の際に、片足を床についていなければいけない。
b. 選手は投擲する際は、縦方向の腕の振りによって行わなければならない。
以下の投擲がそれに該当する。
i. 手裏剣を握った手が、投擲の動作中およびリリース時に、競技者の頭上または肩のラインよりも明らかに高い位置を通過する、垂直に近い投擲
ii. 腕の振りが肩のラインと頭の高さの間で行われる投擲
c. 選手は審判が「○ラウンド目お願いします」と宣言する前に投擲してはいけない。
d. 選手は審判が「○ラウンド目お願いします」と宣言し、投擲する瞬間からコールするまでの間に、選手の床についている足の足首より下の部分がスローラインを越えた場合は「フットフォルト」と判定され、反則行為となる。
i. ここでいう「スローラインを越える」とは、「スローラインの端から端までを結んだラインを床に対して垂直線上に空間に伸ばして、その伸ばしたラインをターゲット側に越えること」をいう。
ii. 歩行器や杖などを使用する選手は、両足がスローラインを超えていない状態であれば、歩行器や杖がスローラインを超えた床についていても問題ない。
e. 選手は審判が「○ラウンド目お願いします」と宣言してから試合中の全ての選手が、そのラウンドの3投目の手裏剣をリリースするまでの間はレーンの周辺の設置物等に触れてはいけない。
f. 選手は試合中の全ての選手が手裏剣をリリースしてから審判がコールするまでの間はスローラインを超えたレーン内の設置物に触れてはいけない。
g. 地震等の自然現象や第三者によって押される等、選手が外部の力や物等の影響を受けて「フットフォルト」が発生してしまった場合、審判が独自の裁量で反則行為の当否を決定できる。
h. 一方の選手がラウンドの3回目の投擲をしてから、もう一方の選手は10秒以内にそのラウンドの3回目の投擲をしなければいけない。(これを「10秒ルール」という。)なお、10秒ルールは「試合を円滑かつ適切なペースで進行させること」を目的として設けられている。
i. 審判は自己の判断で選手が「10秒ルール」を守れているか確認するために両選手の投擲の間隔を計測することができる。その場合、以下の通りに計測する。
1. 両選手に対し、計測することを事前に伝える。
2. 正確な計測機器を使用する。(タイマー、ストップウォッチ、スマートフォンのアプリやその他電子機器等)
3. 計測は最初に投擲した選手がラウンドの3投目の手裏剣をリリースしたタイミングで開始され、もう一方の選手がそのラウンドの3投目の手裏剣をリリースしたタイミングで終了する。
ii. 選手は試合中に審判に対して、相手選手が「10秒ルール」を守れているかの確認を要求できる。その場合、前述の i. の通りに計測する。なお、要求した時点でのゲームの残りのラウンドは全て計測する必要がある。
1. 例:1ゲーム目3ラウンド目の投擲前に要求があった場合、1ゲーム目3ラウンド目の投擲から1ゲーム目が終了する時点(サドンデスを含む)まで計測する必要がある。
iii. 地震等の自然現象や第三者によって押される等、選手が外部の力や物等の影響を受けて「10秒ルール」を守れなかった場合、審判が独自の裁量で反則行為の当否を決定できる。
iv. 10秒ルールを利用して相手選手を妨害する行為は、JASTクレドに反する行為とみなし、懲戒処分の対象となる場合がある。その判断は大会当日の審判が状況に応じて行うものとする。
i. 試合中、お互いの選手が投擲をしない状態(相手選手が投擲するのを待つ状態など)になった場合、審判はその時点で合計得点が少ない(負けている方)の選手に対して、先に投げるように伝える。
i. 審判が投げるように言ってから10秒以内に投擲をしなかった場合、対象の選手は反則となる。
ii. 両選手が同点だった場合、じゃんけんで、先に投擲をする選手を決める。
j. その他、審判が反則行為と判断した言動は全て反則行為の対象となる。
ターゲットとは「7枚の木材が使用され、ヘッダー、メインターゲット、フッターで構成される。またメインターゲットには、JASTが定める規格の的がデザインされている」ことである。(「第一章 用語の定義」の09.に記載)
a. ターゲットに使用される7枚の木材はそれぞれ4つの角にビスを1本ずつ打ち込んで固定する。
b. 審判は試合前にターゲットが劣化していないことを確認しなければいけない。劣化していると判断した場合、選手の要望の有無に関わらず、ターゲットを交換しなければいけない。
ターゲットの劣化に関する基準は次の通りとなる。
i. 手裏剣がターゲットの損傷した箇所に刺さり、過度に動いたり、揺れた場合
ii. 各得点対象エリアを囲う枠線に、大きな隙間や欠けている箇所がある場合
c. 選手は b. で記載されている基準を元にターゲットの状態を確認し、試合中にターゲットが劣化していると判断した場合、審判にターゲットの状態を確認するように要求できる。
d. ターゲットが劣化していると審判が判断した場合、試合のレーンを変更することができる。変更ができない場合、ターゲットの交換を行う。
e. ターゲットの交換後、審判又はJASTスタッフはターゲットの状態を確認するために手裏剣を5回まで投擲することができる。
f. レーン又はターゲットが変更された場合、選手らは1投のみ練習ができる権利がある。
g. 選手と審判がターゲットを水で濡らすことが許可されるのは以下の場合となる。以下に該当しない場合はいかなる理由があってもターゲットを水で濡らしてはいけない。
i. 各試合の開始前
ii. 試合中にターゲットを張り替えた後
iii. 審判が必要だと判断した場合
h. 審判以外の人は、大会中に許可なくターゲットを張り替えることができない。また、ターゲットの木片を引き抜く、手裏剣でターゲットを刻む、柔らかくする等の木材の状態に変化を加える行為をしてはいけない。
i. 但し、g. の場合は選手はターゲットを水で濡らすことができる。
i. ターゲットは選手及び審判がはっきりと確認できるように、 照明で照らされていなければいけない。
j. 試合中におけるターゲットの構成要素の位置は、 本来の規格の位置から12.7 mmまでの誤差が認められる。
i. JASTが認定するステンシルを使用して描かれた誤差に関してのみ 許容する。
k. ターゲットの縦の中心線を基準に左右にターゲットの構成要素を比較した時に、 19.05 mmまでの誤差が認められる。
l. Black Rings の幅は、マーカーのにじみ等で誤差が発生することを考慮し、3.175 mmまでの誤差が認められる。
試合の流れ
a. 審判が出場選手の点呼を取る。
b. 選手はレーンの状態の確認を行う。
c. 選手同士がじゃんけんを行い、 勝者が最初に投擲するレーンを決める。
d. c.で決まったレーンで練習する。
e. 審判が試合開始の宣告を行う。
f. 1ラウンド毎にレーンを交代する。 (これを「レーンチェンジ」という。)
g. 1ゲーム分終了する。 ※サドンデスがある場合は実施する。
h. 各試合で定められたゲーム数を実施する。
i. 試合終了。
選手はレーンの状態の確認を行った時に、 ターゲットを水で濡らすことができる。
選手が最初に左右どちらのレーンを使用するかは、 選手同士でじゃんけんを行い、 勝者が最初に投擲するレーンを決定する。
a. じゃんけんの掛け声 (例:「最初はグー、じゃんけんぽい。」など)は、 審判ではなく、選手同士が行う。
試合前の練習回数は以下の通りとなる。
なおここでいう「試合前」とは、 各試合における「4. 試合の流れ」の 「e. 審判が試合開始の宣告を行う。」 の直前に実施される練習のことをいう。
i. 選手は第1試合目1ゲーム目の前に、 3投のみ練習ができる権利がある。
ii. 第1試合目2ゲーム目以降は、 各ゲームの開始前に 1投のみ練習ができる権利がある。
1. 原則、選手は空きレーンでの追加練習は認められていない。 但し、大会主催者や審判の許可があり、 参加選手全員が公平に練習できる場合は、 例外となる。
セカンドオピニオン
「セカンドオピニオン」とは、 選手が審判の判定した得点に対して不服がある場合、 別の審判に再判定を要求することをいう。
a. 「セカンドオピニオン」を要求できる対象は、 自身の得点のみならず、 対戦相手の得点も含まれる。
b. どちらかの選手が「セカンドオピニオン」を要求した場合、 判定を行う審判が得点をコールするまで、 両選手はスローラインの後ろで 待機していなければいけない。
c. 「セカンドオピニオン」の対象となった選手が、 審判の判定前に手裏剣を動かした場合は、 審議していた得点のうち 低い方の得点が記録される。
試合の中断
a. 審判は必要な場合に応じて、 試合を一時中断する事ができる。 規則の確認、セカンドオピニオン、 その他確認事項等がこれに該当する。
b. 試合中断後に再開する場合には、 中断した審判が中断した場面から再開する。
i. 例:一方の選手が投擲し、 もう一方の選手が投擲していない時に 試合が中断された場合、 後者の投擲から通常通りに再開する。
選手が投擲可能な状態 (これを「オープンレーン」という)とは、 両選手はスローラインの後ろに位置し、 選手の前に審判がいない状態、 かつ、審判やJASTクルーが 試合の一時中断を宣言していない状態を指す。
サドンデス
a. 両選手の4ラウンドの投擲での合計得点が同じ場合、 勝敗は「サドンデス」で決まる。
b. 「サドンデス」は 試合の得点に加算されない。
c. 「サドンデス」では Killshotsのみが有効となる。
d. 両選手は「サドンデス」中に 「レーンチェンジ」は行わない。
e. 最初の投擲で 上下左右いずれかのKillshotsを狙うかは、 選手が各自の判断で決めることができる。
i. もし1回目から「ドロップ」が続いた場合は、 手裏剣が刺さるまでは、 上下左右いずれかのKillshotsを狙うかは、 選手が各自の判断で 決めることができる。
f. 2回目以降の投擲は、 最初に狙ったKillshotsから 時計回りに狙わなければいけない。
i. 1回目の投擲でKillshots以外の場所に刺さった場合、 刺さった場所から最も近いKillshotsを 狙ったとみなされる。
g. 2回目の投擲で両選手がKillshotsを外した場合、 Killshotsの得点有効範囲から 手裏剣の得点有効範囲までの最短距離を 測らなければいけない。 審判はその際、 メジャー等の正確な計測機器を用いて計測する。
i. Killshotsから手裏剣までの距離が近い方の選手の 勝利となる。
ii. 両選手の計測結果が同じだった場合は、 時計回りに次のKillshotsを 再度狙わなければいけない。
h. 2回目以降の投擲で 一方の選手が「ドロップ」し、 他方の選手がKillshotsは外したものの、 ターゲットに手裏剣を刺した場合は、 後者の勝利となる。
i. 両選手がKillshotsを成功させた場合、 再度「サドンデス」を行わなければいけない。 その場合、 選手は時計回りにKillshotsを 狙わなければいけない。
審判の人数
a. 1試合に対して 1名から2名の審判を 配置しなければいけない。
b. セカンドオピニオンが発生した場合に 対応ができるように、 a.以外に1名の審判を 配置しなければいけない。
大会における最低限の審判規則
審判の定義
a. 審判とは「『JAST JUDGE CERTIFICATION』の資格を持つ人」のことである。 (「第一章 用語の定義」の12.に記載)
審判規則の定義
a. 審判規則とは「審判が大会中に遵守すべき規則」のことである。 (「第一章 用語の定義」の19.に記載)
b. 審判規則に反する言動を行った審判は、 懲戒処分の対象となる。
Judge's Mindset(価値観・姿勢)
a. 常に冷静かつ毅然とした態度で審判を務める。
b. いかなる試合、選手でも平等に接する。
c. 選手に対して敬意を払う。
d. 一つ一つの判断が試合の結果に影響を及ぼすことを自覚する。
e. JAST規則、審判規則「JAST Official Rule」及び その他JASTが定める規則等を理解することに努める。
試合において審判のみが 得点の判定及び勝敗の結果を判定することができる。
飲酒をした状態で審判をしてはいけない。
飲酒の疑いがある場合は、 大会の審判から外され、 審判資格の剥奪等懲戒処分の対象とされる。
審判は選手として大会に参加できる。
その場合は自身の試合の審判を行うことは 不可となる。
審判は試合開始前に 選手にターゲットの状態確認を行うよう指示をする。
その際、 選手にターゲットを触らせてはいけない。
選手が手裏剣を持っている間は、選手の妨害にならないように間隔を確保しなければいけない。
(原則1.5m以上の間隔を確保することを推奨するが、 会場の環境によってはその限りではない。)
但し、審判が指示を出す場合に限っては、 選手に近づくことが許される。
審判は試合中に得点を判定するために、 手裏剣に触ってはいけない。
審判は判定を行う際に、 第三者からのアドバイスや相談等を受けてはいけない。
a. 選手が審判に対して助言、説得又は相談を行った場合、 「JAST CREDO」に対する違反とみなされ、 懲戒処分の対象となる。
「コール」は大きくはっきりした声で、 選手や観客に聞こえるように伝える。
審判は得点の判定が難しい時は、 刺さっている手裏剣とターゲットの間に白紙を差し込み、 刺さっている範囲を特定し判定を行う。
審判は選手に合計得点を 各ラウンドの投擲の後に伝える。
審判は選手に得点を伝えた後、 「Calling the Killshot」を申告できるように 1〜2秒程度の時間を設ける。
得点を判定する際は、 1回の投擲ごとに合計得点を記録する。
データの改ざんや、 一方の選手にとって有利となるような行い等、 いかなる不正も行ってはいけない。
各ゲームの各ラウンドの投擲が終わった後に スコアシートの検算を行う。
その際、選手には「スコアチェックする」と伝えてから検算を行う。
検算は、電卓またはスマートフォン等の 電卓アプリを使用して計算を行う。
セカンドオピニオン
a. 選手は得点のコール後に セカンドオピニオンを求めることができる。
i. セカンドオピニオンの判定は、 ファーストオピニオン(最初にコールされた得点)を判定した 審判とは違う審判が判定を行う。
ii. レーンの審判及び選手は、 セカンドオピニオンの判定が行われている間は、 スローラインの後ろで待機しなければいけない。
iii. セカンドオピニオンに関わる審判は、 お互いに判定に関する相談をしてはいけない。
iv. セカンドオピニオンは最終判断であり、 それ以上の審議は行われない。
v. 審判の判定前に手裏剣を動かした場合は、 審議していた得点のうち 低い方の得点が記録される。
vi. 選手はセカンドオピニオンの判定を行う審判を 指名できない。
vii. セカンドオピニオンの判定を行う審判は、 全ての道具を用いて判定することが認められる。
但し、既にターゲットに刺さっている手裏剣を 動かしたり抜いたりしてはいけない。
審判はいかなる試合も 私情を交えない判断が行えるようにしなければいけない。
例えば、家族や親しい人等の試合を審判することは 原則認められない。
a. 選手は審判が私情を交えた判断を行う可能性がある場合、 他の審判に変更することを要求できる。
b. 私情を交えた判断を行い、 誤ったルールが適用された等で 選手に不平等な結果を与えた場合、 審判資格の剥奪等懲戒処分の対象とされる。
JAST代表理事及び審判長は唯一、 試合中に審判の交代を命ずる権限を持つ。
審判は他の審判や選手が、 JAST規則とその他JASTが定めるルール等を遵守していない場合や、 正しく得点を判定していない場合、 審判長又は大会運営責任者に 速やかに報告しなければいけない。
a. 審判による重大な違反行為があった場合、 速やかにJAST(jaat.axe@gmail.com)に 報告しなければいけない。
審判のコール時のジェスチャー
a. 審判は試合中にコールをするときは、 以下の図のようにジェスチャーを行うことを推奨する。
再試合決定時の説明
a. 審判は再試合を命じた場合、 当該裁定の理由(根拠)を 当該選手に簡潔かつ明瞭に伝えるよう努める。
最終判断権者が主審である場合、 レーン審判は主審の裁定内容を 整合的に伝達するものとする。
その他規則等に関しては、 別途配布する資料等に記載の内容を 遵守しなければいけない。
出典: SHURIKEN THROWING — JAST Official Rule